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パレエ…母

バレエ鑑賞をするとまず思い出すのは母のことです。
母は家事もこなしていました。
掃除はわたしより得意だったし、
料理は責任感で栄養ある物を考えて作っていましたし、
収納庫の衣服の整理はセンスが良くて
真似したくてもできないくらいです。

それ以上に母が一番得意だったのは、
表現力分野だと思う。
小学生の頃に、テレビでバレエ鑑賞などしている時は、
そばに来て身振り手振りで解説してくれた母。
若い頃に演劇をしていただけあって、
「眠れる森の美女」では、魔女に扮して、
大振りのジェスチャーつきで登場シーンを説明、
あまりに魔女らしくて、わたしと妹は笑い転げていました。

お城の舞踏会で王妃が優雅に座っている様子も、
扇子などで仰ぎながら、説明してくれて、
当時の母には、その役がピッタリだなと
子ども心に思っていました。
そして主役のお姫様は、心の中も全て、
この世で一番美しい存在として、表現した母。

解説を受けているわたしも、御伽話を聞くように、
イメージを膨らませて、幸せな時間でした。

亡くなる数十日前頃に、
母が、「外国の学校でダンスを指導している
夢を観た。」
と言った時に、
それらの出来事を走馬灯のように、
思い巡らしていました。

娘は三歳からバレエを習わせていて、
活発だった本人も気に入って上達も早いでしたが、
発表会の時など、わたしが息子に手を取られたりして、
付きっきりになれなかったりすると、
ひとりで一生懸命に説明を聞いて、
待機していました。
優雅な思い出というより、しんどさが
上回っているのかもしれません。

十一月は、会社で新たに二人採用するから、
忙しさはましになるはずだと言うのです。
管理職といっても、娘も採用してもらっている立場のはずです?

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