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4月1日(朝)

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クリスマスローズの一番良いところは花期が長いということ
けれど蕾期間が長くて、鑑賞に適しているのは茎が延びて来てからなので、
今まさに見頃です。

今年もまだ桜の花を見ていません。
犬が人間でいうと若殿みたいに凛々しかった頃、忠犬ハチ公のビデオ?を見て、
桜の花びら舞い散る下で犬と戯れながら(溢れる生命力)を実感しながら
きっとこのひと時が一番幸せなんだ・・・そして失うことを何よりも恐れていたし、
毎年桜の木の下でいつかそんな日が来ることを言い聞かせていたのに
悲しみは消えてくれない・・・

そして今年もまた桜の咲く頃、昨日とてもつらい出来事がありました。
スポーツクラブに行く準備をしてバス停までの道で
12~13歳の少年が散歩させていたシーズ犬が、地面でぐったりしているように見えて、
その男の子は歩かせようと試みた後、抱きかかえていました。
近寄ると犬は黄・緑色の胆汁らしき物を吐いていた。
こちらもかなり慌てて、「玉葱やチョコは食べさせてはイケナイよ。
すぐ病院で見て貰わないと危険な症状ですよ。」と言った。
少し歩くと吐いた汚物が点々と・・・
思わず後ろを振り返って
「お水あげないと脱水症で死んでしまうよ!」と叫んだ。
その子の途方にくれた不安そうな目が焼き付いた。
そのまま早歩きしていつものバスに・・・ご高齢のあのお婆さんに出会って、
私は不安な気持ちを連ねた。

あの子が朝家の前を散歩させてる姿を度々見かけていた。
今は春休みだから時間がゆっくりなのでしょう。多分家の人は昼間はお仕事で留守なのだと思う。
もう少し大きければ自分でも対応できるでしょうが、
かといってどこの家の子かも親御さんのことも知らないのに、

あの状況を見る限り、すぐに胃洗浄して点滴しないと死んでしまう・・・
適正な処置できなかったから、家族から私の責任に(勘ぐられてしまうかもしれない)
タクシーで獣医さんに連れて行っていたとして、治療費は?
家族から余計なお世話だと恨まれるかもしれない・・・
一瞬で考えがここまで脳を駆け巡り、
専門家でもない私が他所の犬の応急処置はできないと即断してしまったのです。
けれど一番大切な犬の命と、その子の心の傷はどうなるの?
もう少し幼ければ、親の連絡先を聞いて連絡するのが最善だったのでは?
微妙な年頃でしたが、そこまではしたほうがよかったのでは?

よりにもよって桜の咲く頃に・・・神様に試されて逃げたのだと後で気が付いた
張り裂けそうな気持でバスに乗ったけれど、自分の息が濁り、胃がシクシク痛み始めました。

トラウマ一つ増やして、今日もいつもの日常を過ごす私・・・

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