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5月3日(夜)

今朝、マンションに着くと、母が和室に寝転んだままワンワン泣いていた。
父が「(私)子来てくれたよ。」と言った。
「お爺ちゃん怖いの。ここに幽閉されてるみたい・・・
(私)子ちゃん、よくここを探し当ててくれたわね。
家に帰りたいよ~」
「おばあちゃんの家はここでしょう?」
「(私)子ちゃんのいる家に帰りたいの。」

昨日は父のディサービスずる休み対策で、朝早くから夕方までいて、
母の夕食のおかずのお皿をテーブルに並べて、父に伝言して帰ったのに
食べなかったらしく、そのまま冷蔵庫にしまわれていた。
薬も飲んでいなかったし、
朝からリハビリパンツを履きかえさせてもらった様子もなく、
パジャマのズボンまで湿っていた。

薬は父が飲まそうとすると嫌がって吐いたらしい。

着替えるのを手伝って、蒸しタオルで涙でぐじゃぐじゃになった顔を拭いて
持参したお惣菜を並べると、母は美味しそうに食べ始め
食べ終えた頃には落ち着きを取り戻していました。

そういえば昨日はご機嫌でしたが、私に
「お子さん何人いてはるの?」とか「旦那さんどんな方だった?」
と改まった口の聞き方をしてギョッとして
「*+さんよ。昨日も一緒に買い物に行ったでしょう?」と言ったら
「ああ、そうやね。」と言ってましたが、
毎日数時間一緒に過ごしてお世話しているのに、
この一週間ぐらいで何事?と思うくらい、認識力が落ち
筋力も比例して脱力していった気がするの。

脊髄中枢がヤラレテ麻痺したかのように見えるのです。

娘が赤ん坊の時に、両手を口に入れて泣いていた表情と被って、
一瞬幼子を見るように笑い、直後、涙とともに母を抱きしめたけれど
理解させるための言葉がすぐに出て来なくて、詰まりました。

今日は主人が草刈りしてくれると言っていたので、
私も片づけを手伝いがてら、生協で申し込んでいたゴーヤの苗を植えました。
一旦家に戻る時に、母にそう言うと
「ゴーヤ植えるの?」と一瞬明るい表情に
毎年この季節に「ゴーヤを植える。できたら料理して食べさせてあげるからね。」
と言っていたのを断片的に記憶しているのかしら?

主人の草刈り労力を労って、少し上等のお寿司を取りました。
父は今日は夜間お弁当配達があるので、母にだけお寿司をおすそ分けするつもりでいましたが、
近隣のスーパーに買い物に出た20分くらいの時間に配達があったらしく、
その時間留守していたことで、実際に届くのはかなり遅くなると言われたの。
今は何事にも対応できなくなっている両親・・・パニックを起こさないように
冷凍庫のホタルイカや胡瓜などをスーパーチラシを参考にキムチサラダを作り、
「こういうの母の口に合わないかも?」と心配しながら
保存していた物と一緒に届けたら、
意外に「美味しい。」と食べてくれました。
ランチの茄子のオリーブオイルで焼いた上にツナ缶やピクルスを交ぜたのと
厚揚げの豆板醤煮も美味しかったらしい。
日々、母の体調を見ながら、調理に神経を使っています。

今日も疲れました。

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