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読書日記 自分のための覚え書き

覚え書きメモ

序章を読んだだけですが、次に一章を読み始めるにあたり、
理解できるように、自分のために基本的な事柄をメモしました。

ティルディスレイ(イシスの娘)古代エジプトの女たち

序章 地理と歴史

豊かな資源に恵まれ、どちらかといえば地理的に隔離された
環境にあったエジプトは、長い歴史を通じて、基本的にはどこへも依存しない自立した国家であり続けた。

エジプト経済を支えた農業は、ナイルの氾濫に完全に依存していた。
毎年7月から10月にかけて降る膨大な雨量が、
ナイルの水位を驚異的に上げ、低地に大洪水を起こし、
大地は水で洗われる。
そのあとには、ミネラルが豊富で肥沃な泥土の層が堆積し、
流域のほとんどが水没して、高台に築かれた集落は、堤防に守られて、小島のようになった。

水が引いたあと工作に適した湿潤な大地が残り、
11月に種を蒔く作物は豊かに実る。
その後大地は熱いエジプトの太陽に照らされて害虫なども次の氾濫までにはいなくなる。

・全てに水位の与える影響が大きかったことがわかる

当時の建築技術にも影響を与え、エジプト人は神殿と墓は石で
宮殿や家屋は泥の煉瓦で造るのがふつうの考え方だった。
そして石と泥煉瓦の使い分けが、のちに考古学資料としての価値の明暗を分ける。
頑丈な石について、永遠に続く設計が施されていた。

エジプトはピラミッド型社会

根が保守的でしきたりを守ることに価値を見いだしていた。
人には果たすべき役割があり、自然の秩序と共感はそれで保たれる
という考えがあり、ファラオが支配権を受け継いでいけるのも、
昔からの正しい社会区分で、疑いを挟む余地もない。

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