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父と散歩

梅雨の晴れ間、風の爽やかな日
今朝も三羽は水浴びしました。

洗濯物を二回干して、一階の掃除を済ませてから、
午後から父を見舞いました。

父はこのところ眠かったり、雨の日は傘を濡らすのを嫌がったりだったので、
散歩するのは三週間ぶりくらいでした。
囲碁の約束していた三年年長のおじいさんに
「娘が来たからちょっと買い物に行って来ます」
と父は断って出ました。
その時の高齢者二人の会話のやりとりが面白かったです。

少し歩いて隣の店まで、
畑に実った作物、茄子の花、キャベツ、青いトマト、季節外れの?大根、きゅうりの花、
枝豆、
ま「昔はこの辺みな畑だったんだろうな」
と父は言いました。

店で有機コーヒーを注文していたら肩を叩かれて、
あら懐かしい、合唱団の同じパートの方でした。
母の看病にあたって辞める決心をした頃、
毎日のようにコーラス練習の夢を見て、
引き止めようと後ろ髪引かれるように夢に登場したのがこの年長女性でした。
「また、戻って来て下さいね」と声かけて下さいました。
そういえば三週間くらい前にもスポーツジム帰りに、
ソプラノのベテランさんに出会い色々好意的に話されました。
その方は、私が母連れで長浜旅行した日にも
旅先の商店街で出会うくらい縁のある方でした。

懐かしい〜〜

でも全部は書いてはいませんが、
近頃の私は生涯で一番といっていいほど忙しい事情があるのでした。
父のことはほんの一部というくらいだから
二年くらい前から考えると、今は前向きで充実できているのではないかしら?

帰り道、父は珍しく歌を口ずさんでいました。
「海は広いな大きいな〜♪」
海辺を歩くような心地よい風でした。
昔は音痴だったはずの父が最近童謡が歌えるようになったというのです。
「最初の音が少しずれてるから全体に同じだけずれてるけど…」
でも上がり下がりは合ってる

父は母親が日舞名取で父の幼い頃は、
家でも教えていたらしいので、
三つ子の魂で、父の絶対音感は三味線の旋律みたいだから
ピアノを聴いて育っていればきちんと音階が耳に入っていたかもしれません。

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