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四月の読書

・庄野潤三(エイヴォン記)

お孫さんで初めての女の子フーちゃん(次男家)について記されることが多かったのですが、
二十年前以上前?に初めて、<ピアノの音や貝殻と海の音>で庄野さんの家族シリーズを
読み始めた頃のフーちゃんは幼児期でした。
当時そのシリーズを次々借りて読み進みながら、
追い続けるフーちゃんは高校生に成長していました。

そして後から図書館で、フーちゃんの親世代である、
潤三さんのお子様方がまだ少年少女時代だった頃を書かれていた<ゆうべの雲>
を見つけて
読み、その後文庫本で売り出した<ゆうべの雲>を購入して再読

他の本も年代順に再読したいと思って、去年から読みかけていましたが、

最近になってp+D BooKSの存在を知り、去年、庄野潤三さんが青年時代に書かれた
<前途>をネットで購入、読み終えて感動しました。

以前からたまにネット通販で書籍を購入することはありましたが、
手垢のついた埃の匂いの残る古書を、元定価よりも高く支払ってまでは
購入する気は毛頭無かったので、p+D BooKSの存在はとても有難いと思いました。
そしてこのエイヴォン記を探して購入しました。

エイヴォン記で登場するフーちゃんはまだよちよち歩きの頃で、
長年知っていたお宅の御嬢さんの赤ちゃん時代をタイムスリップして、
新たに知る~感慨深い気がしました。
筆者が読んだ外国の物語を紹介しながら、
時折、暮らしぶりや、娘さん息子さん家族やお孫さん方のエピソードを織り交ぜて、
他のシリーズとは形態を変えて書かれてありました。

他のシリーズで長女のなつこさんや奥様の読書について紹介されているのを読んでは
それらの本も図書館などで見つけたら、読んでみたいと思いつつ、
そこまではなかなか手が回らないです。

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・又吉直樹(にんげん)
去年の秋に発行されてすぐに購入したまま書棚にしまってあったのを
読み始めました。読みだすと面白くて、
作品の中では火花よりも文学的なのかもしれません。
前作の劇場は男の人の嫉妬はここまで陰湿なものだったのか?
というか、メールのやり取りの激しさに疲労してしまった部分がありました。
今回もメールでの批判をぶつけるシーンはありました。
今後どうなって行くのか・・・?
まだ半分弱のところなので、全部読み終えてから来月に書くつもりです。
画面を通してですが、又吉さんが新聞に小説を連載されている期間に
十年くらい老けたような気がしました。書くことにどれほどのエネルギーを費やされたのだろう?
実際に一字一句に拘って書き貫かれた印象を受けましたが、
今後の展開と結末でどういう感想を抱くのが、じっくり読み進めて行きたいと思います。

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フジコヘミングさんのは去年デパートの書籍売り場で
尼寺精進日記は生協の宅配?
家に居る時間の長い今、本棚の整理をしながら、
小鳥の飼育書や昔買った料理本なども見返したりすることも多々あります。

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