昨日の午後、施設暮らしの父を見舞った時、
いつものように眠っていて、
「○子よ。」と言うと、
「あー、○子来てくれたか、言いたいことがあった。」
そしていつものように、わたしが新居に引っ越した妄想…
(今年に入ってから、ずっとこうなのです。)
「お祝い金まだ渡していないから、
ずっと気になっていた…
ちょっと計算してみたら…」
(かなりな金額を言ってくる)
「取りに行ったら、すぐに渡せる…」
そのお金で施設暮らししているのに
それは分からないらしい。
けれど父が働いて貯めたものだから
正当な使い方だと思う。
多分、父は短期記憶は失いがちだけれど、
わたしを最も身近で頼りにしている
揺らぎない存在だと、本能で理解しているのだと思います。
持参した春物の上着や靴下類のことを言って、
「あちこちに散らばっていた靴下も
揃えて洗って持って来たよ。」
と言ったら、かしこまって
「はいっ。」と返事していました。
母が亡くなった年、物盗られ妄想の父に、
揃わない靴下のことまで、
わたしのせいにされたけれど、
ああいう妄想は消えないみたいに
本に書かれていたけれど、
今ではすっかりなくなっています。
それだけは心底良かったと
報われたと思っています。
いつものように眠っていて、
「○子よ。」と言うと、
「あー、○子来てくれたか、言いたいことがあった。」
そしていつものように、わたしが新居に引っ越した妄想…
(今年に入ってから、ずっとこうなのです。)
「お祝い金まだ渡していないから、
ずっと気になっていた…
ちょっと計算してみたら…」
(かなりな金額を言ってくる)
「取りに行ったら、すぐに渡せる…」
そのお金で施設暮らししているのに
それは分からないらしい。
けれど父が働いて貯めたものだから
正当な使い方だと思う。
多分、父は短期記憶は失いがちだけれど、
わたしを最も身近で頼りにしている
揺らぎない存在だと、本能で理解しているのだと思います。
持参した春物の上着や靴下類のことを言って、
「あちこちに散らばっていた靴下も
揃えて洗って持って来たよ。」
と言ったら、かしこまって
「はいっ。」と返事していました。
母が亡くなった年、物盗られ妄想の父に、
揃わない靴下のことまで、
わたしのせいにされたけれど、
ああいう妄想は消えないみたいに
本に書かれていたけれど、
今ではすっかりなくなっています。
それだけは心底良かったと
報われたと思っています。
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