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7月16日(夜)

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主人とランチして来ました。
生協で購入した期間限定のホテルのランチ券を使用しました。
お食事内容は実費よりもはるかに豪華でお徳用だと思いました。
初夏の看病疲れの頃に気晴らししたくて初めて購入したもの。

その期間内に母が亡くなるとは考えていなかったです。

というか私には母を失ったという実感はないのです。
ずっと闘病中の母に腫れもののように気を使っていたから、
もしかしたらずっと以前から私には母はいなかった。
目の前にいた女性はとっても魅力的で寝たきりになった時ですら
小説に登場するようなヒロイン的オーラを放っていたけれど
母としての役割は果たしてはいなかった。
物語の中で思い起こせばいつでも蘇るし全て今まで通り

日常生活には何の変化もないの。

思い出すたびに一人の女性としてとても可哀想だと感じることがあって
それは折に触れて書いていきたいと思います。


ランチ後、デパート外商に香典返しの最終リストを渡して、

次は私が個人的に、高価な供花お礼に娘(旦那)さんに好物のハムの詰め合わせを贈り
去年弟さんを肺癌で亡くされた友人(大学時代)が痛み止め薬や病院生活など
専門的な内容について、根気よく毎日相談に乗っていただいたりしたので
気持ちだけですが、お菓子を贈ったりしました。

小父様も精神的にずいぶん支えられたと思うのですが、
どのような形でお礼させてもらえばいいかしら?と思案中
五月終わり頃500グラム減の私に
「痩せた?けどヤツレテイナイネ。」と
先週?スタジオで一緒だった私を見て
『母上病床での付き添いで、大分痩せられたけど、これからは、健康的、
適性に減量をキープすることも大事になってきます。』
とお見舞いメールなどを下さったの。

けれど主人に言ったら、私が痩せたことを気づいてさえいませんでした。


主人と息子の夕食用にお弁当を買ったのを主人が持ち帰ってくれて
せっかく出かけたのだからと私は一人残ってお洒落な靴を買ったりしました。
ずっと昔物欲がないと書いたことがありますが
物欲がないのではなくて、気に入らない物なら欲しくないだけだったようです。
センスがあって欲しいと思うものはお高いから、贅沢になるなら要らない。

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