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読書日記(2021・9月)

・皇后四代 (保坂正康)

記録本的な概念で読みました。

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・もう年は取れない(ダニエル・フリードマン)
推理小説、
刑事のジェニングズが登場した時、
当たり前のようにこれが犯人かと推理が働き、
書き手がそう思わせているだけで、裏があるのでは?と読み進めた。
刑事がバルークの孫のテキーラを犯人に仕立てたがっていて、
もしかすると、最後のどんでん返しで孫だったことが
暴かれるのかな?とも思ったけれど、
最初の予想通りジェニングズが犯人だった。
デビュー作と書かれていたので、そのまま推理して正解でした。

・田辺聖子さんの源氏物語
CD4枚目まで視聴しました。3枚目から物語へ入って行き
面白くなりました。桐壺や夕顔は読み易かったので。
20年以上ぶりでもすぐに蘇り分かりやすかった。
平行して中国の歴史的な出来事も述べられていた。
源氏の書かれた時代背景、桐壺が命を落とした原因
にも考えられる嫉妬についての説明の中でも
中国の楊貴妃と玄宗皇帝についても述べられ、
最後は玄宗の前で楊貴妃が殺されたことや(何故かと言う話)
則天武后から続く若き日の玄宗は立派な皇帝だったけれど。
どういう事柄で非難され始めたか〜

頭の中将と夕顔と源氏の関係で首を傾げていた事や
この時の惟光のとった行動の理由など
全て分かりやすかった。
源氏がお婆さんキラーと言われたことにも正当な理由がある。

次回続きを借りるのが楽しみです。


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